腺腫(せんしゅ)
腺腫は、油脂を分泌する皮脂腺から発症するため皮脂腺腫とも呼ばれます。腺腫はゆっくりと増殖し、大きくなると表面に潰瘍が起こることもあります。瞼・耳の内部(耳道)・肛門周囲・指の間等によく発症が見られます。特に瞼に発症した場合は、ものもらいだと思ってもなかなか治りが悪い時は皮脂線種だったと言う事が多いようです。腫瘍はあまり広がらず、表面は平らで滑らかです。
脂肪腫(しぼうしゅ)
脂肪腫は良性腫瘍で、無痛と言われます。やわらかくて弾力性のある脂肪のかたまり(楕円形)が皮下にできる事が多く、腫瘍の発育はとても緩やかで数年かかって徐々に大きくなります。肥満した中齡又は老齢の雌犬の脇腹・胸部・前胸骨部等の皮下脂肪組織に良く発生する様です。筋肉の間にできることもあり、その場合は歩き方がおかしくなります。発生平均年齢は8歳でラブラドールレトリーバー・ダックスフント・コッカ−スパニエル・プードルやテリアなどの小型犬種にも多くみられます。
上皮腫(じょうひしゅ)
皮膚のいたるところに発症し、茎をもつキノコのような形にもりあがります。
免疫が強ければガンにはなりにくく、ガン細胞を排除しようとする細胞の働きが強まります。脂肪腫や腺腫は良性腫瘍に属し、悪性腫瘍は発症部位によって分類します。ガン腫は犬の臓器の表面に並ぶ組織から発症したもの、肉腫は筋肉や血管・骨等の組織に形成されたもの、リンパ腫はリンパ系組織で形成されたものです。
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